認知行動療法、認知療法、行動療法
(応用行動分析学など)

認知行動療法、認知療法、行動療法(応用行動分析学など)

認知が変われば世界が変わる
自分の思考に気付き
自由への扉を開く
人生を変える行動を生みだす

認知が変われば世界が変わる
自分の思考に気付き
自由への扉を開く
人生を変える行動を生みだす

認知療法・認知行動療法は、人の認知(ものの受け取り方や考え方)に働きかけて、心身の負担やダメージを軽減する心理療法で、欧米では、うつ病や各種の不安障害(社交不安、パニック、強迫症 etc.)、不眠症などの多くの精神疾患に効果があることが実証され、広く採用されるようになっています。また、問題や困難と出会ったときに、それと向き合い乗り越えていけるような心の力を育てる心理療法としても注目されています。

私たちは、自分なりのフィルターを通して世界を見ています。そして、ある体験をしたときに、様々なことを繰り返し思い返し、それが気分や身体の状態や、それに続く行動のパターンに影響します。そして、更にはその行動のパターンから生じる結果がまた、私たちの気分や身体の状態に影響を与えます。

この一連の営みのなかで、世界を見るフィルターが例えば悲観的に偏っていたり(認知の歪み)、繰り返し浮かぶ思考(自動思考)が更に自分を苦しめたりするものである場合、その悪循環が行き過ぎることで、人は心を病んでしまいます。

認知療法・認知行動療法は、クライエントが自分自身の「認知の歪み」と「自動思考」に気付くことを促し、健康的で治癒的な行動を生活に取り入れることをサポートすることを通して、問題の解決とその後の再発を防ぐ心のしなやかさの獲得を目指します。

一方、行動療法は学習理論(行動理論)を基礎とする、行動を変える為の技法を総称したものを言います。それ単体においては、心のような目に見えない人の内面的なプロセスにではなく、客観的に観察できる人の行動そのものに焦点をあてます。

例えば、応用行動分析ではターゲットとなる行動について、それがどういう行動か(what)と言うことよりも、その行動がどのように機能しているか(how)を理解することに主眼をおき、解決の方策を探ります。

何らかの出来事によって条件反射として体から離れなくなった反応(行動)を消去する技法、環境のなかで身に着いた習慣としての行動を改善する技法など、解決のターゲットとする行動に応じて、様々な技法が研究されており、それらを組み合わせながら不適応な行動や習慣を、望ましいものに変容させていきます。

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